「インターネット回線で遅くて動画が止まる」
「イライラして、作業が進まない」
「夜になるとめちゃくちゃ遅くなる」
などインターネット回線は接続できるが速度が遅くて不満があるあなたへ!
この記事ではその「原因」を徹底解明し、対処方法をご紹介します。
<原因を5つに切りわけ>
- 受信側の機器:PC・スマホ・タブレット・ゲーム機器など
- 送信側の機器:ONU・無線ルーター・LANケーブル
- 利用時間
- 回線の種別
- プロバイダー
受信側の機器が原因

更新アップデートをしていない
- windowsの更新プログラム
- iosのアップデート
- ウィルスソフトのアップデート
- ブラウザのアップデート
- 他ソフトのアップデート
- 最新のプログラムに更新する
更新プログラムをアップデートしていないと、PCやスマホ自体が重くなります。
また、筆者はPCのFirefoxでyoutubeを視聴中に「遅い」! と不満がありました。
更新を忘れていたので、最新バージョンにすると、2倍くらい体感がアップした経験があります。
ブラウザを変更
- Microsoft Edge
- Google Chrome
- firefox
- safari
などブラウザを変えることで、体感速度が変わることがあります。
子機の性能が悪い
- デスクトップPCのUSB子機
- デスクトップPCの有線LAN規格
- ノートPCの無線機能
- スマホの無線機能
子機が”高速”になるための水準に達していないケース。
- 最新PCの買い替え or LAN配線の切り替え
- USB無線子機(外部アンテナ)に買い替え
- PC/スマホ/タブレットを買い替える
送信側が強力な電波を送っても、キャッチする受信側の性能がイマイチだと、速度が十分にでません。
USB無線子機は外部アンテナ”あり”ベストですが、アンテナなしでも高性能な製品はあります。

外部アンテナありの子機は接続感度がよく、接続の安定性が高いよ♪
※動画やゲームが途切れる人におすすめ
有線LANケーブルの規格が古い
- カテゴリーが古いケーブルを利用
- LANケーブルが断線している
- カテゴリー5e:1000BASE-Tイーサネットの1Gbps(1000Mbps)
- カテゴリー6:1000BASE-T/TXイーサネットの1Gbps(1000Mbps)
- カテゴリー6A:10GBASE-T/TXイーサネットの10Gbps
2020年代のインターネット光回線はほぼIPv6に対応し、速度も1Gbps以上が当然の時代です。
LANケーブルは「カテゴリー6以上」を利用しないと、十分な速度が期待できません。
※LANケーブル寿命は「20~30年は使用可能と言われていますが、コネクタのツメの不具合で故障することがあります。
10年前のケーブルなら、最新のカテゴリー6以上をおすすめします。
位置が遠い・建物の構造
- ONUから遠い位置でスマホを使用
- RC造で電波の届きが悪い
- ONUから近い位置でスマホ・PCなどを使用
- 無線LANの中継器を利用
木造住宅でのトラブルは少ないですが、RC造のマンションや戸建ては電波が届きづらい構造です。
中継器を途中で経由することで、速度アップ&接続安定に繋がります。
送信側の機器が原因でネットが遅い対処法

機器の故障
- ONU自体(auひかり、NURO光、コラボレーション系)が故障
- 無線LANルーターが故障
- 発熱が原因で不具合
- プロバイダーや回線事業者に連絡し、交換してもらう
- 無線LANを修理 or 新品に買い変える
- 電源を切る&再起動
ONUが故障することは滅多にありませんが、無線LANルーターはよく故障します(汗)

筆者は、無線歴10年のうち3回故障(※〇ッファー〇ー製品)し、3回新品に買い換えてきました。
個人的にはNECのAtermシリーズをおすすめします。
また、無線ルーターやONUは24時間稼動し続けるため、熱を持ちやすいです。
特に夏場などで、電源を切る、リセットボタンで初期化する、再起動するなどで改善することがあります。
IP v4の規格のまま
- 無線LANルーターなどがIP v4
- プロバイダーがIP v4
- IP v6対応機器&プロバイダーに切り替え
インターネットをする際に、IPアドレスという住所を割り当てられます。
ですが、2019年11月25日に全て枯渇したため、IPv6アドレスがスタートしました。
※IPv4は32ビットで構成→IPv6は128ビットのため、ほぼ無限にアドレスを割り当てらます。
IPv6 | 説明 | |
メリット | IPアドレスが無限に割り当て | 128ビット ※2の128乗 |
IPoE接続で通信が高速&安定 | 夜間など混雑しにくい | |
安全性の向上 | 暗号化通信機能が標準装備。 第三者から解析されづらい。 | |
デメリット | 対応機器に交換 | 5000円~で解決 ※最新の無線LANはほぼ対応 |
対応プロバイダーに変更が必要 | ほぼ対応 | |
IPv4のサイトが閲覧できない | 徐々に解決 | |
固定IPが使えない | 対応策なし |
<IP v6対応済み~確認方法~>
未対応の場合は、無線機器メーカーへの問合せ&プロバイダーへ問合せをしましょう。
※2022年現在、どのプロバイダーもIPv6に対応していると思われますが、念のため・・・
ネットの利用時間帯

- 夜間18時~24時ごろはネット回線の利用者が増加
- 速度制限がかかっている(※WiMAX)
- 通信障害中
- IP v6対応の機器&プロバイダーにする
- 混雑する時間帯を避ける
- 通信障害を収まるのを待つ
- 通信設備を増強してもらう(NURO光など)
ちなみに、マンションタイプでVDSLの場合はシェアタイプのため、光配線方式に変えるしかありません。
電力系の回線(auひかり・eo光など)などは専有タイプかつ、利用者が少ないため、夜間でも安定して利用できる傾向が強いです。
回線種別が原因で遅い

- マンションのネット回線が「VDSLやLAN方式」シェアードタイプで遅い
- ADSLやWimax 2+を利用
- 光配線方式に切り替え
- IP V6に切り変え
- ADSL・Wimax 2+→光回線に切り替え

<光配線方式(専有型)>
各部屋ごとに、1本ずつ光回線を利用できる(※独占できるため、高速)
<VDSL方式・LAN配線(シェアード型)>

1本の光回線を各戸(電話線 or LAN配線)でシェアする方式
「VDSL方式(マンション内の電話線を利用)」
「LAN配線(マンションに施設済みのLAN配線を利用)」
2つは、住人全員で分け合うシェア度測度が遅くなります。
シェアード(VDSL)→光配線は技術的&管理組合の許可をがやや難しいです。
そのため、IP V6に切り替えることで多少速度アップが見込まれます。
プロバイダー

- プロバイダーにより、実測が異なる
- プロバイダーを変更
光コラボレーションモデルはNTT回線を利用して、各プロバイダーが運営する光回線モデルです。
最大測度値は1Gbpsですが、同じ回線にもかかわらず、実測は異なります。
以下、みんなのネット回線測度の主要なコラボレーション回線を解説します。
地域、建物の構造、住居の回線種別、無線LAN機器など、人それぞれですが、プロバイダーにより実測に差がつきます。
まとめ

最後にインターネットの測度が遅い原因をまとめました。
- 更新アップデートをしていない
- ブラウザを変更
- 子機の性能が悪い
- 有線LANケーブルの規格が古い
- 使用位置が遠い・建物の構造
- プロバイダーにより、実測が異なる
- 機器の故障
- IP v4の規格のまま
- 利用時間が混雑時
- 回線種別が原因で遅い
- プロバイダーが原因
以上参考になれば幸いです。
■光コラボレーションモデル
※以下↓ リンクをタップすると、各光回線へ飛びます。
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■その他:光回線
■光回線の選び方(基礎を学ぶ)
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