【実録! 営業マンは見た】光回線工事のトラブルケースを徹底解説!

光回線サービスの工事 インターネット回線

フレッツ光・auひかり・NURO光3社の回線営業&工事立ち合いをした、筆者が実際に出くわした工事トラブルをご紹介します。

光回線工事の基礎知識

戸建住宅

確率難易度備考
電話線など既設配管60%1Gbps新築は、ほぼ開通
エアコンダクト35%100Mbps築古、ONU位置
配管不良など
穴あけ2%~3%100Mbpsエアコンがない場合

光コラボレーションモデル(NTT回線)・auひかり・NURO光などの光回線を選んでも、工法は同じ「光配線方式」です。

光配線方式は3つのルートがあります。

①既設配管
電話線の配管を利用することが多いです。新築住宅は99.9%通ります。
ですが、古い住宅(20年以上前)は配管が無い場合があります。

②エアコンダクト
配管から引き込めないのであれば、エアコンのダクトから引き込む必要があります。
※道路側の電柱の位置によっては、設置部屋まで遠くなるケースもあります。

③壁に穴あけ
古い戸建て住宅で、エアコンがない部屋の場合は穴あけが必要です。
※10mm程度

筆者
筆者

あくまでも筆者の営業&立ち合い体験ですが、穴あけ工事は「100件中2~3件程度」です。

穴あけは①エアコンのダクトがない②全館空調など特殊な場合です。


ちなみに、穴あけは10mm程度でコーキングで防水しますが、嫌がる人が多いです・・・

集合住宅

集合住宅タイプの工事方法は3つあります。
※電柱→マンションまでは、すべて光配線その先で3種類に分かれます。

※楽天ひかりのサイトより参照

工事開通率速度工事時間導入数
光回線方式98%1Gbps60分~多い
VDSL方式100%100Mbps30分~かなり多い
(※大型団地)
LAN方式100%100Mbps30分~少ない

①光配線方式
光は「室内のコンセント」まで直接届くため、速度が最も速いです。


また、1世帯1本と専有タイプのため、夜間低速になりにくい特徴があります。
弱点は、配管に光回線を通線する際、配管が途中でつぶれている、折れている場合は工事ができません。

筆者
筆者

配管不良の事故率はエビデンスがないため、わかりません。

個人的な感覚では100件中2件くらいの割合です。

同じマンション内でも、工事可/不可になることがあります。(例:101号室はOK 505号はNGなど)

②VDSL方式(※大型の古い団地に多い)
電話”線”を利用する方式で、室内のMJ(※モジュラージャック)にVDSLモデルを設置します。
速度は100Mbps~664Mbpsと低速ですが、回線工事はほぼ100%開通します。

弱点は、1本ほ光回線を世帯数でシェアするため、夜間混雑時は低速です。
また、電話線の中で減衰するため、実測はあまり早くありません。

筆者
筆者

2020年代の今、VDSLって・・・

と言われるほど遅いです。

③LAN方式
2000年代~のマンションで設計当初から、各部屋にLAN配線済みのマンションなどに導入されています。
速度は100Mbpsで低速ですが、工事は100%成功します。

弱点は、VDSLと同じです。とはいえ、LAN方式の導入棟数は少なく、①②がマンションタイプの主流といえます。

実際にあったトラブル事例!

ここからは、光回線工事時に、実際に遭遇したトラブル体験談をご紹介します。

ケース1:全館空調で工事できず

ADSL利用中で、戸建て住宅のお客さん(※応対は旦那さん)

既設配管がなく、工事担当が「エアコンのダクトから入線したい」とアドバイスをしたが、エアコン室外機が見当たらない・・・
ご主人に質問すると「ウチは全館空調なんだよね。ダクトはないんだよ・・・・」とのこと。

壁の穴あけを提案しましたが、「穴を空けるなんて絶対にできない」と工事が中止になりました。
※ちなみに、2000年代の戸建て住宅でした。

「ADSLが完了するまで使い続ける」とのことで、終了。
2024年にADSLが完了するため、それ以降はWimax 5G+に切り替えるかもしれません。

対策

光回線より速度は劣りますが、Wimax 5G+対応のホームルーターがおすすめです。

5G対応エリアが拡大すれば、今後より快適に利用できます。

ケース2:天井埋め込み型のエアコン

ケース1の全館空調と似ていますが、天井埋め込み型のエアコンは工事ができません。

PC未利用者のお客さんで「フレッツ光の新規工事」で立ち合いました。

当初、工事担当者が「配管が通らない→エアコンのダクト」の流れだったのですが、天井埋め込み型で工事できず、ご主人激おこ(汗)

再度チャレンジして、なんとか通線できました。

(面倒臭がらず、最初から努力してくれよ)と工事担当に内心イラツキましたが、無事開通。

ケース3:地下埋設

東京某所で、お庭が広い(200坪以上~)のADSLの戸建て住宅。

フレッツ光への切り替え申し込みし、工事当日、携帯に連絡がありました。
「地下埋設で距離がかなりあって、今日は工事はムリっす」とのこと。

結果、お客さんが「今のままでいいです」と工事が中止に。

後日談ですが、工事は可能ですが面倒だった?ようで担当者がキャンセルの方向に誘導(?)したようです。

配管に光が通るかどうか不明&長距離でルートが不明瞭・・・てまあ、面倒ですよね。

支柱の追加も提案したようですが、2~3本必要なようで、費用の問題で話が流れました。

対策

このおうちもWiMAX 5G+のホームルーターの代用で問題ないと思われます。


もしくは、数十万円出して、支柱を追加するしかありません。

ケース4:目の前のマンション内の電柱

戸建て住宅でADSL→auひかりへの切り替え。
そのエリアは遅くても1か月以内に開通されるはず・・・ですが、3か月経過しても開通せず。

理由は住宅の目の前の”電柱”が、対面にあるマンション敷地内の駐車場に。

そのマンションの管理組合に許可を得ないと、工事ができないため、3か月以上保留のままに。

結果的に、お客さんが面倒に感じ「近い将来、気が向いたら光回線にするよ」とキャンセルになりました。

ケース5:マンションの配管不良

3F建ての某公営マンション(※光配線方式)。2件申し込みをいただき、一人は開通。

その翌週2件目の開通工事が行われましたが、結果、配管不良で通線できず。

※記憶が曖昧ですが、「〇mの地点で、配管がつぶれている」と言っていた記憶があります。

光配線方式は、部屋の位置によって、工事できない場合があります。運としか言いようがないです。

ちなみにVDSL&LANタイプは工事成功率99.999%です。

対策

部屋のエアコンのダクトから光ファイバーを通線するしかないです。
ですが、露出(※丸見え)になるため、公営なら市・県・都に連絡、その他は管理会社へ許可が必要です。

「賃貸契約書に光回線が利用できると書いてありますよね?(※記載があるなら)」と交渉しましょう。

それがダメなら、引っ越し費用を大家さんに負担してもらうなどの交渉をおすすめします。

もしくはCATV導入マンションなら、CATVのインターネット回線工事をおすすめします。

ケース6:隣人トラブル(戸建)

戸建て住宅で、ADSL→フレッツ光へ切り替え。

工事班が到着し、作業車で電柱から引き込み作業中に、隣家の奥さん(?)が「ウチの土地に被るし、入らないで」とクレームが入り、中止に。

電話線は新築時(※おそらく30年位前?)に配線済みだったため、ADSLだけは利用可能な状態のまま。

対策

電柱→支柱→自宅へ光回線を引き込めば物理的には可能なため、支柱を立てるしかありません。

ですが、駐車場な通話の邪魔になるし、支柱を立ててまで光回線にしたくない・・・
とのことで、キャンセルに・・・

地方ではほとんどないトラブルですが、東京のように住宅が密集していると、隣家とトラブルが起きやすいです。

ケース7:5階建ての社宅の4Fに光回線

RC像のマンション(社宅)で、フレッツ光マンションタイプが未導入のため、ホームタイプを導入。
※導入後の2年後にマンションタイプが導入されたようです。

道路側の部屋だったので、ラッキーなことに許可&工事ができましたが、逆側でしたら工事不可でした。※現場調査は事前に入りました。

この手の団地系マンション(社宅他)でホームタイプを引き込む場合は以下の条件があります。

工事条件
  • 高所作業車が届く
  • 電柱と集合住宅の距離が近い(20~30mくらい)
  • 光配線の途中で障害物がない(※背の高い木など)
  • 管理会社 or 会社などの許可が必要
  • 現場調査でOKがでる

10年以上前のケースです。
現在、フレッツ光はマンションタイプが導入済みのため、ホームタイプを直接引き込むケースはほぼないです。

また、NURO光は「階層制限なし」で売込みをしていますが、管理組合や市・都・県・URに断られる確率が高いです。
※棟内共用スペース(MDF室)にも別途機器を設置する必要があるため、許可ががでないケースも

画像引用元:<集合住宅用>建物所有者様向け工事説明書PDF

ケース8:MDF室のカギがない

フレッツ光の工事時に、「棟内共用スペース(MDF室)」に作業員が入り、作業をします。

※MDFはマンションの”通信設備の心臓部”です。部外者のイタズラ防止で、管理人室内や地下室など鍵がある部屋に設置されています。

MDFの場所
  • 管理人室
  • 駐車場・駐輪場
  • 階段の下
  • ゴミ置き場の隣

など場所は様々です。

あるお客様から工事日にクレームの電話が入り「工事担当者が来たが、管理人室のカギがないから工事できない」とのこと。

どうやら「管理会社からの鍵の手配」のミスで、工事担当者が管理人室をあけられなかった様子。

仕方がないので、私が管理会社に電話をして、事情を説明し、現場へ鍵を届けに行きました。


※この手のトラブルは土日祝に管理人さんの不在に起きやすいようです。

光配線方式のQ&A

Q:VDSLやLAN→光配線方式に変更できる?

A:変更できますが、ハードルが高いです

<条件>

  • 管理組合や大家さんの許可が必要
  • 光配線を通す配管や通路(天井&壁)などが必要

NTT東日本は新型コロナウィルスの影響でリモートワークが増加したため、積極的に光回線への切り替えを進めているようです。

【参考】:マンション内のVDSL配線を光配線へ、無料でタイプ変更工事~NTT東日本へ

Q:無派遣工事って何もしないの?

A:事前のモデム(ONU)が郵送で送られてきます。
auひかり・NTT系(フレッツ、ソフトバンク光、ドコモ光・・・)で、工事費用は2200円と格安です。※工事費はNTT局舎で作業をするための費用です。

【無派遣工事の流れ】

①申し込み
②無派遣工事日(NTT局舎内)が決まる

③開通日が決まる
④接続機器(ONU)が届く
⑤接続

※申し込みから、開通まで最短で14日くらいかかります。

「自分で設定できるの?」

マニュアルも付属&電話サポートもあるため、器械が苦手な女性でも安心です。

無事に光回線開通できたー!
無派遣工事だから自分で接続しなきゃで不安だったけど、電話サポートで助かった(*´ー`*)ありがたい!
ネット音痴民にしては頑張った!笑

これでもう、どんと来い!ビデオ通話!w— 川鍋さく (@sakukawanabe) April 27, 2021

Q:無派遣工事に当たるには?

無派遣工事は意図して当てられません(汗)

①引っ越し②ネット申し込み③「え?無派遣なの?ラッキー!」という流れです。

前の住人が光回線ネット(※光コンセントあり)を利用していれば、無派遣の確率がグンっとアップします。

Q:工事前のキャンセルは可能?

光回線工事前のキャンセルは可能です。
※無派遣工事の場合はONUを送り返す必要があります。

Q:配管不良の場合、対処法は?

A:あります。

①対処法:WiMAX 5G+のホームタイプを設置

wimaxは5G+プラン+が2021年~スタートしたため、光回線に近い速度が期待できます。

特定の部屋&リフォーム(※部屋の増設)&地震&サビや埃の影響で配管が切れたり、詰まったりすることもあります。

他のルート、廊下に光配管を新設してもらい、部屋のエアコンのダクトから通線してもらう方法があります。

Q:引っ越し前の配線タイプの確認&配管の確認はできる?

NTT回線系(フレッツ光、他コラボレーション回線)は以下で調べられます。

対応状況は調べられますが、配線タイプは直接NTTへ問合せてください。

  • NTT東日本:0120-116-000
  • NTT西日本:0800-2000116

「〇〇マンションの×××号室に引っ越し予定ですが、フレッツ光はできますか?」
「回線方式は光配線ですか?」
「配管に通らないってことないですか?」

※VDSLとLAN配線はほぼ100%開通します。

最後に:工事トラブルまとめ

  • 戸建ての優先順位:①配管②エアコンダクト③壁に穴開け
  • マンションは①光配線 ②VDSL ③LAN配線の3種類
  • 光配線は配管不良で工事不可のケースあり(2~3%)
  • KDDI系(電力会社)の回線はNTT回線よりトラブル&遅延が多い
  • 無派遣工事は局舎内での工事のため、安い&自分で設定

今回紹介した事例は、遭遇することはあまりありません。
一般的には光ファイバー回線の開通工事ができます。

とはいえ、万が一遭遇した場合、この記事を参考にしていただければ幸いです。

   ↓インターネット回線の比較↓  

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